COOK

NESCO

Eating Around Yanaka town

PHOTOGRAPH /19 May 2021

I

昔ながらの面影を色濃く残しながら、さまざまな時代の文化が交わる谷中の街。そんな下町情緒あふれるこの地を、アートディレクターのNesco、ブランディングディレクターの福田春美、そしてスタイリストの望月 唯の3人が旅をした。谷中での食べ歩きを通して、昔と今が交差する谷中の魅力に触れる。

The town of Yanaka, where cultures of various eras meet, while leaving a strong impression of the old days. Art director Nesco, branding director Harumi Fukuda, and stylist Tadashi Mochizuki traveled through this downtown atmosphere. Through eating while walking in Yanaka, you will experience the charm of Yanaka, where the past and the present intersect.

 

今回は、今年5月1日に新しくオープンした宿泊施設「Yanaka Sow」に在籍するYanaka Digger(谷中の町歩きをサポートしてくれる専門スタッフ)と、「Yanaka Sow」のプロデュースに携わったORANGE AND PARTNERSの佐藤 剛史とブランディングディレクター福田春美のアテンドのもと、谷中の街を食べ歩いた。

This time, Yanaka Digger (specialized staff who supports walking around Yanaka) who is enrolled in the newly opened accommodation facility “Yanaka Sow” on May 1st this year, and ORANGE AND PARTNERS who was involved in the production of “Yanaka Sow” I ate around the city of Yanaka under the attendance of Takeshi Sato and branding director Harumi Fukuda.

 

「掘れば掘るほど、谷中に惚れていくんです…。」

“The more you dig, the more you fall in love with Yanaka …”

 

Nesco「普段から美味しいお店は抜かりなくチェックしているんだけど、谷中にはあまり来たことがなくて、まだまだ未知の街だったんです。望月さんは来たことありましたか?」

望月「実は僕もはじめて。気になってはいたけど、なかなか来る機会がなかったんだよね。だから今日すごく楽しみにしていました。」

Yanaka Digger「僕も谷中の街のことを最初はあまり知らなかったんです。Yanaka Sowのオープンに先駆けて、たくさん散策したんですけど、掘れば掘るほど新しい発見があって、どんどん魅了されています。」

福田「美味しいものもたくさんあるんだけど、人情溢れる街だから、地元の方々とのコミュニケーションを楽しむのも、谷中歩きの醍醐味のひとつだよね。」

佐藤「そうですね。ここにいると友達が増えますね。」

 

「Yanaka Sow」を拠点に、スタート。

Started based on “Yanaka Sow”.

つくだ煮 中野屋」 東京都荒川区西日暮里3-2-5

緑色のひさしと木の引き戸が目印の、昭和レトロな佇まい。ガラスケースの中には、さまざまな佃煮が皿盛りされている。オレンジへアにきらりと光るネイルをしたおばあちゃんが陽気に迎え入れてくれる。

Showa retro appearance with green eaves and wooden sliding doors as landmarks. Various tsukudani are served on a plate in the glass case. A grandmother with a glittering nail on the orange hair welcomes you cheerfully.

 

Yanaka Digger「商店街の先に角打ち出来る酒屋があるので、そこでお酒を呑むためのつまみを買いながら、谷中銀座商店街を食べ歩きしませんか?」

Nesco「角打ちって持ち込みOKなの?」

Yanaka Digger「OKなんです。むしろウェルカムというか、なにも持って行かないと、むしろ心配されちゃうんです。買ってきたら?って。」

Nesco・望月「へえ〜!知らなかった!」

 

「レストラン ザクロ 」 東京都荒川区西日暮里3丁目13−2 谷中スタジオ

日本一うざいトルコ人がいると人気のイラン・トルコ・ウズベキスタン料理のお店。

店先には、幻想的な光を放つトルコのガラスランプをはじめ、さまざまな雑貨を取り揃えている。

昼下がり、店主自慢のトルコ料理とトルコビール「エフェス」で乾杯。流暢な日本語で、冗談を飛ばす店主。日本一うざいが、どこか心地よい。

An Iranian, Turkish and Uzbek restaurant that is popular with the most annoying Turks in Japan.

At the storefront, you can find a variety of miscellaneous goods, including Turkish glass lamps that emit a fantastic light.

In the afternoon, toast with the owner’s proud Turkish food and Turkish beer “Efes”. The owner who makes jokes in fluent Japanese. It’s the most annoying thing in Japan, but it’s somehow comfortable.

 

「天ぷら 初音家」 東京都台東区谷中3-13-4

よみせ通りから谷中銀座商店街に入ってすぐにある天ぷら屋。野菜・えびなど定番の天ぷらから、甘酸っぱい紅しょうが天やしゅんぎく天なども。

A tempura shop located right after entering Yanaka Ginza Shopping Street from Yomise Street. From standard tempura such as vegetables and shrimp, to sweet and sour red pickled ginger heaven and garland chrysanthemum heaven.

 

Yanaka Digger「このお店は、醤油や塩が用意されていて自由に使えるんです。」

Nesco「食べ歩きにぴったりだね。紅しょうが天に塩かけて行こう。」

 

「三陽食品」東京都台東区谷中3-8-9

よみせ通りにある自家製のこんにゃく、しらたき、ところてんなどを売っているお店。ところてんを注文したらその場で突き出してくれる。キラキラと輝くところてんは絶品。

A shop on Yomise Street that sells homemade konjac, shirataki noodles, and tokoroten. If you order Tokoroten, it will stick out on the spot. The glittering tokoroten is exquisite.

 

「山長」東京都文京区千駄木3丁目38−8

大正時代から続く魚屋。新鮮かつ豊富な魚介類を扱っており、いつも地元の人たちでにぎわている。

A fish shop that has been around since the Taisho era. It sells fresh and abundant seafood and is always crowded with locals.

「菊見せんべい総本店」東京都文京区千駄木3丁目37−16

夏目漱石や森鴎外も愛したという、創業140年を越す老舗の煎餅屋。

A long-established rice cracker shop that has been in business for over 140 years and is said to have loved Natsume Soseki and Ogai Mori.

 

福田「ここの“めずらし煎餅”、ぜひ食べて欲しいです。ハッピーターンの元祖と言われてるみたいで、甘じょっぱくて、一度食べると止まらないんです。」

Nesco「店構えも重厚感がありますね。歴史を感じる。“めずらし煎餅”ゲットしました。」

 

Yanaka Digger「じゃあ、そろそろ角打ちにいきましょう!」

「越後屋本店」東京都台東区谷中3丁目13−13−2

谷中銀座商店街にある角打ちのできる酒屋。店頭にはビールケースを積み上げた立ち飲みスペースがあり、近所で購入した惣菜を持ち込んでお酒を堪能できる。

A liquor store in the Yanaka Ginza shopping district where you can make corners. There is a standing drinking space where beer cases are piled up at the store, and you can bring in prepared foods purchased in the neighborhood and enjoy sake.

 

Nesco「最高ですね昼からお酒。ちょっとした背徳感と、この開放感がたまりませんね。」

佐藤「安くて美味しいお酒を飲みながら、見知らぬ人と会話を楽しむ文化がまだまだ残っていますよね。でも誰にも気を使わない気軽さもあるのが魅力です。」

福田「おとなのピクニックをしている気分。」

 

望月「Diggerさんが谷中を掘っていくなかで、お気に入りのお店ってあるんですか?」

Nesco「Digger的おすすめベスト3聞きたいです。」

Yanaka Digger「すごく悩みますね…。」

 

Yanaka Diggeが厳選する、おすすめの飲食店ベスト3

 

1位:ワインバー セッキー (東京都台東区谷中7-18-13 初音小路)

Yanaka Digger「夕やけだんだんを登った先にある初音小路に店を構えるワインバーです。 カウンター8席の小さなお店で、本格フレンチが味わえます。いつも満席で、ディープな谷中を楽しめます。」

 

2位:乃池(東京都台東区谷中3丁目2−3)

Yanaka Digger「ここの穴子寿司はぜひ食べてもらいたいです。あまり穴子は好きではなかったんですが、乃池さんの穴子寿司は折りにして持ち帰ってもふわっふわ。」

福田「私も大好きで、友人にもおすすめするほど。穴子の概念が変わります。」

 

3位:慶-ヨロコビ-(東京都台東区谷中1-2-14)

Yanaka Digger「根津にあるうどん居酒屋です。うどんはもちろんなんですが、つまみのクオリティが高く、どれを頼んでも美味しい、こだわり抜かれた日本酒が多数あります。酒・つまみ・シメと、三拍子が揃ったお気に入りのお店です。。」

 

初めて来たのに、どこか懐かしさがありますよね。

Even though I came here for the first time, I feel nostalgic.

 

福田「谷中って人と人との距離がすごく近いんです。知らない人だったはずなのに、いつのまにか愚痴を聞き合ったり、悩みごとを相談しりする仲になってた!なんてこともあるんです。」

望月「いいね。時代を経て忘れてしまっていたことを思い出す感じ。ギスギスしていない雰囲気があるし、歩いていてとても心地いいです。」

福田「初めて来たのに、どこか懐かしさがありますよね。ここに来るとリフレッシュできるし、癒されます。」

 

credit

DIRECTION & TEXT
HARUKA WAKI
PHOTOGRAPHY
MASAYOSHI SHIMIZU
CAST
NESCO
HARUMI FUKUDA
TADASHI MOCHIZUKI

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