自慢のTACKLE & MY LURES BEST 3を紹介してもらう新コーナー。
センスが良くて、拘りのある人はいったいどんなタックルを使用しているのだろう?
第一回目はCAPTAINS HELM TOKYO 代表 大久保 聡志さんです。
釣りの魅力に憑りつかれ、そして新たな発信をしていく者がいる。
CAPTAINS HELM TOKYOの大久保 聡志氏。
ファッション人にして、サーフィンやキャンプなど多くの外遊びを経て、バスフィッシングに辿り着いた現在。
彼のこだわりのタックル、そして彼が今見ている先を教えてもらった。
There are those who are obsessed with the charm of fishing and make new transmissions.
Mr. Sowshi Okubo of CAPTAINS HELM TOKYO.
Now that he is a fashion person, he has reached bass fishing after a lot of outdoor activities such as surfing and camping.
He told me about his particular tackle and what he is looking at right now.
バスフィッシングに最初に触れたのは9歳の時でした。
そこからサーフィンやキャンプなど外遊びはしていたのですが、釣りには触れていなかったんです。。
きっかけは、2年半前。
前からキャンプに行っていたのですが、キャンプをしていく中で行って最後夜は飲んでというルーティーンに少し飽きてきたこと。
キャンプ先で何かやれることはないかな?と考えているうちに、釣りの出来る場所も近いんだし、またやってみようというのがきっかけでした。
ただこれが釣れない、釣れない…
性格上負けん気が強いので、そこからどうやったら釣れるかということを掘って掘って掘りまくったんです。
そして始めて数か月、その時が来たんです!
強烈なバイトと共に上がってきたのは47cmのプリスポーン時期のブラックバス。
体中のアドレナリンが放出して、ひざが震えたんです…
もうそこからはこんな面白いことない!!ということで、一気にのめり込んでいきました。
■ MY TACKLES
僕のタックルは全て黒で統一しています。
よくリールやロッドの一部に差し色だったり、装飾が施されていたりすると思うんですが、僕らはファッションに関わる人間なので、色味のバランスというのをとても気にします。
例えば同じ色の系統でカラーバランスが取れていればいいですが、どれだけ気に入ってても性能が良くても、色がかち合っているとどうも使っていて気持ちが上がらない。
そこで僕は今アブ ガルシアさんのアンバサダーもしていますが、やはり釣りの世界の発想だけではなく、僕らファッションに携わる者が大事にするカラーバランスというものに、とても気を使っています。
干渉し合わないものを考え、トータルのバランスを配慮した時、そこに全て黒で統一するという答えを導き出したんです。
なので、リールもロッドも黒で統一。
自身もデザインにアドバイスをさせていただいたヴェルサートというロッドを今はメインで使っています。
完全なるプロモデルというよりは、あらゆるシーンでカバーをしてくれるような幅広いユーザビリティを確保したロッドです。
これ一本あれば大概のシーンをカバー出来る、初心者から上級者まで納得のいく仕様になっています。
これを更に自分が思うベストセッティングにした、CAPTAINS HELMの別注モデルも今後登場します。
僕の考える細かなこだわり、そして気持ちの良い使い心地を体感してもらえたらなって思いますね。
All my tackles are black.
I think that parts of reels and rods are often colored or decorated, but since we are fashion-related people, we are very concerned about the balance of colors.
For example, it would be nice if the colors were balanced with the same color system, but no matter how much you like it or how good the performance is, if the colors are in conflict, you will not feel comfortable using it.
So I’m Abu now, he’s also an ambassador for Garcia, but I’m still very careful not only about the idea of the fishing world, but also about the color balance that we fashion people value.
When I thought about things that wouldn’t interfere with each other and considered the total balance, I came up with the answer that all black would be used.
Therefore, the reel and rod are unified in black.
I am currently using a rod called Versart, which I also advised on the design.
Rather than a complete professional model, it is a rod that ensures a wide range of usability that covers every scene.
With this one, it can cover most scenes, and it is a specification that is convincing from beginners to advanced users.
A bespoke model of CAPTAINS HELM that makes this the best setting that I think will be released in the future.
I hope that you will experience the detailed attention I have in mind and the comfortable feeling of use.
■ MY LURES BEST 3
No.1
DRT
KLASH9/TiNY KLASH
リップ、テールの交換により1つのルアーで何通りもの動きを演出可能なんです。
その日のベストなセッティングを探すのはもちろんですが、とにかくこの動きの艶めかしさは虜になります。
By exchanging the lip and tail, you can produce many different movements with one lure.
Of course, you’ll find the best setting for the day, but anyway, the luster of this movement is captivating.
No.2
GAN CRAFT×FLAG STUFF
JOINTED CLAW SHIFT 183
元祖S字系である、ジョイクロのF-LAGSTUF-Fの別注カラーモデルです。
高速巻きからの一気にストップを掛けてポーズに入るまでのヌメリのある動きがたまらないんです。
連結箇所に特許を取得していたりと、かなりのこだわりを感じるルアーです。
It is a bespoke color model of JOINTED CLAW ‘s F-LAG STUF-F, which is the original S-shaped system.
The slimy movement from high-speed winding to the pose is irresistible.
It is a lure that feels a great deal of attention, such as obtaining a patent for the connecting part.
No.3
JACKALL
CHOP CUT
僕にとってこいつは本当にトリックスターです。
こいつの一番釣れるのは止まった時。
止めた時にペラが一回転するんですが、その動きがバスにはたまらないです。
This is really a trickster for me.
The best catch of this one is when it stops.
When I stopped it, the propeller made one revolution, but that movement was irresistible to the bass.
■GOOD KARMA
東京からではなく、今は地方からも発信した方がいい時代だと思うんです。
「GOOD KARMA」というイベントを始めて、地方のアウトドアショップとタッグを組んで発信したり、東京だけが盛り上がるのではなく、日本各地で発信し、活性化させていきたいんです。
過去に茨城、和歌山でイベントを開催しました。
今年のGWに千葉での開催予定もしていたんですが、残念ながらコロナの影響で中止になったりもありました。
しかし、これを続けていくことで多くの人たちがアウトドアに興味を持って、そしてみんなが楽しく遊べると思うんです。
暗い世の中ですが、やっぱり楽しいこと、面白いことを考えていくことが大切だし、人の原動力になると思ってますよ!